○免疫の機能/アレルギーはなぜ起こる?

「自己」と「非自己」の峻別能力が備わっているからこそ健康体でいられるのですが、この免疫反応が備わっているからこそ健康体でいられるのですが、この免疫反応が過剰に反応すると、アレルギーという病態がでてしまいます。
 アレルギーとは、ギリシャ語のアロス(変わる)とエルゴン(力、反応)という言葉を組み合わせた造語で、「本来なら疾病を免れるはずの免疫反応がかえって有害な反応に変わる」という意味が込められています。
 それはともかく、花粉やダニなどが引き起こすアレルギーとはどのようなものなのでしょうか。
 まず、花粉やダニが気管に侵入すると、悪路ファージが異物として食べてしまいます。そして花粉やダニの断片をヘルパーT細胞に提示。ヘルパーT細胞は、B細胞を元気づけるサイトカインを放出します。そのときIgE型という抗体がB細胞から出されると、皮膚や気道粘膜や腸管粘膜のすぐ下に広く分布する肥満細胞が秘密兵器である科学伝達物質ヒスタミンなどを発射。これが炎症状態をつくり出し、かゆみ、くしゃみ、鼻水、喘息を引き起こす、というわけです。
 では、アレルギーになる人とならない人がいるのはなぜでしょうか。これには、遺伝体質、環境、ライフスタイルやストレス等がかかわっています。