○ストレスと免疫の相関関係とは

 私たちのからだの機能というものは、それぞれが独立して動いているわけではなく、互いに影響しあいながら生命の維持活動をしています。すなわち、精神系、そして内分泌系と免疫系それぞれが、相互にからみあいながら、抑制しあったり、高めあったりしているのです。
 当然どこかが乱れれば、それに呼応するように他の機能も乱れます。
 たとえば、ストレスを受けると、大脳の視床下部に影響し、神経伝達物質が出されます。すると、免疫担当細胞が現象、あるいは抑制系の免疫細胞が増えるということで免疫力が低下、といったことが起こります。


 事実、阪神淡路大震災で被災し、強い精神的ストレスを受けた人は免疫力が低下していたという調査結果も出ています(1996年、大阪大学医学部調査)。
 それにようると、自分の精神状態が「安定」と答えた人のNK(ナチュラルキラー)細胞の活性度が40%だったのに対し、「不安定」と答えた人は半分の20%だったとのこと。
 NK細胞はガン細胞を攻撃する細胞で、がんの発生と関係が深いといわれます。また、一般にストレスが多い人はガンに対する免疫力が落ちる傾向にあるともいわれます。
 したがって様々な機能に、また免疫量に大きなマイナス作用を及ぼすストレスとは、上手につきあわなければなりません。